チャリチャリ駐輪場の設置に関する規約

この規約 (以下「本規約」といいます) は、neuet 株式会社 (以下「弊社」といいます) が運営するシェアサイクルサービス「チャリチャリ」(以下「本事業」といいます)において、ポートオーナー (第 2 条で定義します) と弊社との間で、ポートオーナーの敷地の一部を使用するための諸条件を定めるものです。

第 1 条 目的

  1. 本規約は、弊社が本事業のために、ポートオーナーが管理する敷地の一部 (以下「本件敷地」といいます) に、本事業用の自転車 (以下「チャリチャリ」といい、次条で定義します) を駐輪させるための設備及びこれらに付随する設備、プロモーションに必要な造作物、その他本事業に関する造作物、設備の一式 (以下 「本件設備」という) を設置し、本事業を運営することについて、必要な事項を定めることを目的とします。

  2. 本規約に定めのない事項については、法令または一般の慣習に従うものとします。

第 2 条 定義

  1. 「プライバシーポリシー」とは、弊社が定めるプライバシーポリシー (名称の如何を問わないものとします) をいいます。

  2. 「個人情報」とは、個人情報の保護に関する法律 (平成 15 年法律第 57 号、以下「個人情報保護法」といいます) 2 条 1 項に定める個人情報をいいます。

  3. 「チャリチャリ」とは、弊社が本事業のユーザーに対して提供する、共同利用のための自転車をいいます。

  4. 「ポート」とは、本事業においてチャリチャリの貸出し、返還、保管を行う場所をいいます。

  5. 「ポートオーナー」とは、本規約の内容に同意して、本件敷地をポートとして弊社に貸し出す個人または法人を指します。

第 3 条 本規約への同意及び本規約の変更

  1. 本規約への同意及び適用 ポートオーナーと弊社は本規約に同意することにより、本事業における本件敷地の利用に関わる両者間の一切の関係に適用される契約(以下「本契約」といいます)を締結します。

  2. 本規約の変更 弊社は、必要に応じ、本規約を変更できるものとします。弊社は、本規約を変更した場合には、ポートオーナーに通知するものとし、通知後、一ヶ月以内にポートオーナーが本契約の解約を弊社に対し申し出なかった場合には、ポートオーナーは、本規約の変更に同意をしたとみなすものとします。弊社は、本規約の改定、変更によりポートオーナーに生じた損害について、一切の責任を負わないものとします。

第 4 条 ポートオーナー登録

1. 登録

  1. ポートオーナー登録を希望する方は、本利用規約に同意の上、弊社所定の資料を提出して、ポートオーナーの登録申請を申し込むものとし、弊社は、弊社所定の審査を行うものとします。

  2. ポートオーナー登録の申請を行う方は、氏名、住所、電話番号、メールアドレス及びパスワード等の弊社が定める一定の情報 (以下「アカウント情報」といいます。) を弊社の定める方法で弊社に提供することにより、ポートオーナー登録の申請を行うことができます。

  3. ポートオーナー登録の申請は、必ず本人が行ってください。また、ポートオーナー登録の申請の際は、必ず正確かつ最新の内容を入力してください。

  4. 弊社は、第1項に基づく弊社所定の審査の結果、本契約を成立させることを認める場合、申込者に対して審査の結果を通知するとともに、申込者が登録を可能とする設定を行い、または、弊社自ら登録手続を行うものとします。

  5. 弊社が第1項に基づく弊社所定の審査の結果、登録を認めない場合、申込者に対して,弊社が本契約を成立させることは認められない旨を通知します。ポートオーナー登録を希望する方は、弊社による審査の結果について異議なく承諾するものとします。

2. 複数登録の禁止

ポートオーナーは、複数のポートオーナー登録の申請を行うことができないものとします。

3. 未成年者の方の登録禁止

ポートオーナーとして登録可能な個人は、20 歳以上の方に限るものとし、20歳未満の方はポートオーナー登録の申請を行うことができないものとします。

4. 本人確認

ポートオーナー登録の申請を行う方は、第 1 項に定める弊社所定の手続の実施にあたり、弊社が指定する本人確認書等を提出するものとし、当該書類等が真正かつ真実であることを保証するものとします。弊社は、当該書類等を確認して本人確認を行い、ポートオーナーが弊社に対して提供した情報が、本人確認書類等の内容と異なっている場合、その他、虚偽・誤記等事実と異なる内容となっている場合は、予告なくポートオーナー登録の拒否、取消等の措置を講じることができるものとします。ポートオーナー登録の申請を行う方は、当該措置について同意するものとし、当該措置に関する異議、損害賠償の申し立て等を行わないものとします。

5. 登録拒否

弊社は、以下各号のいずれかに該当する場合、ポートオーナー登録の申請を承認しないことがあります。

  1. 本条第 1 項から第 4 項までの規定に違反している場合

  2. 過去に本規約違反等により、本サービス開始以降に利用停止等の処分を受けている場合

  3. 本条第1項の審査の結果、弊社が登録を認めない場合、又は、本条第1項の審査に提出された資料等に正確でない情報もしくは虚偽の情報が含まれている場合

  4. 登録内容に正確・最新ではない情報、又は虚偽の情報が含まれている場合

  5. 弊社の運営・サービス提供又は他のポートオーナー及びユーザーの利用の妨害・その支障をきたす行為を行った場合や、そのおそれがあると弊社が判断した場合

  6. 暴力団、暴力団員及び暴力団員でなくなったときから 5 年を経過しない者、暴力団準構成員、暴力団関係企業に属する者、総会屋等、社会運動等標ぼうゴロ、特殊知能暴力集団等、テロリスト等、日本政府または外国政府が経済制裁の対象として指定する者 (以下上記の 9 者を総称して「暴力団員等」といいます)、暴力団員等の共生者、その他これらに準ずる者 (以下、上記のすべてを総称して「反社会的勢力」といいます) であると判明した場合、又は、反社会的勢力等が経営に実質的に関与している法人の役員、従業員である等反社会的勢力等と何らかの関係を有していると判明した場合

  7. その他弊社が不適当であると判断する場合

6. ポートオーナーの確約

ポートオーナーは、反社会的勢力等のいずれにも該当しないこと、かつ将来にわたっても該当しないこと、および、自ら又は第三者を利用して、暴力的な要求行為、法的な責任を超えた不当な要求行為、取引に関して脅迫的な言動をし又は暴力を用いる行為、風説を流布し、偽計を用い又は威力を用いて弊社の信用を毀損し又は弊社の業務を妨害する行為、その他これらに準ずる行為を行わないことを確約するものとします。

7. 登録内容の変更

ポートオーナーは、登録内容の変更がある場合は、直ちに変更しなければならず、常にポートオーナー自身の正確な情報が登録されているよう、登録内容を管理及び修正する責任を負います。登録内容に変更があったにも関わらず、変更を行っていない場合、弊社は、登録内容の変更のないものとして取り扱うことができます。変更の届出があった場合でも、変更登録前に行われた取引や各種手続は、変更前の情報に依拠する場合があります。

8. 弊社の免責

ポートオーナーによる登録や登録内容の変更、又は弊社がポートオーナー登録を承認しないこと等により生じた損害に関して、弊社は一切責任を負わないものとします。

9. アカウント情報の管理

ポートオーナーはアカウント情報を自ら管理する責任を負います。ポートオーナーは、アカウント情報を第三者等に利用させたり、譲渡や売買、質入、貸与、賃貸したり、その他形態を問わず処分することはできません。アカウント情報の管理不十分による情報の漏洩、使用上の過誤、第三者の使用、不正アクセス等による損害の責任はポートオーナーが負うものとし、弊社は一切責任を負わないものとします。また、アカウント情報が不正に利用されたことにより弊社に損害が生じた場合、ポートオーナーは当該損害を賠償するものとします。

10. アカウント情報の漏えい

アカウント情報が第三者に漏えいした場合又はそのおそれがある場合、速やかに弊社まで連絡するものとします。また、その際に弊社の指示がある場合にはこれに従うものとします。

第 5 条 ポートオーナーの権原

1. ポートオーナーの占有権原

ポートオーナー登録の申請を行う方、及び、ポートオーナー (以下、総称して「ポートオーナー等」といいます) は、自らが正当な占有権原を有する敷地を、ポートとして登録するものとします。

2. 第三者の敷地

ポートオーナーは、本件敷地が借地であるなど、弊社が本件敷地を利用するにあたり、第三者の承諾を得る必要がある物件である場合は、自らの費用と責任において、弊社が本件敷地を利用するために必要な承諾を得る等の措置を講じるものとします。

第 6 条 ポートオーナー登録の取消等

1. ポートオーナー登録の取消・利用停止等

弊社は、ポートオーナーが以下の各号のいずれかに該当した場合又は該当したと弊社が判断した場合、事前の通知なしに、ポートオーナー登録の取消、本事業の全部もしくは一部へのアクセスの拒否・利用停止等、又は、ポートオーナーに関連するコンテンツや情報の全部もしくは一部の削除等の措置をとることができるものとし、その理由を説明する義務を負わないものとします。なお、弊社は、必要に応じて、ポートオーナーが以下の各号のいずれにも該当しないことを確認するために、弊社が必要と判断する本人確認を行うことができ、確認が完了するまでポートオーナー登録の停止等の措置をとることができるものとします。

  1. 法令 (条例を含むものとし、以下同じです。) 又は本規約に違反した場合

  2. 不正行為があった場合

  3. ポートオーナーから弊社に対して提出された情報が虚偽の情報であると弊社が判断した場合

  4. 本規約上必要となる手続又は弊社への連絡を行わなかった場合

  5. アカウント情報が既存の登録と重複している場合

  6. ポートオーナーの登録した携帯電話番号又はメールアドレス等が不通になったことが判明した場合

  7. ポートオーナーが債務超過、無資力、支払停止又は支払不能の状態に陥った場合

  8. 他のポートオーナーや第三者に不当に迷惑をかけた場合

  9. 第 4 条第 5 項各号のいずれかに該当する場合

  10. 第 5 条に定める権原を有していない場合

  11. ポートオーナーが自ら又は第三者をして、暴力的な要求行為、法的な責任を超えた不当な要求行為、脅迫的な言動又は暴力を用いる行為、風評を流布し、偽計を用い又は威力を用いて、信用を毀損又は業務を妨害する行為をした場合

  12. その他弊社が不適当であると判断した場合

2. サービスの利用禁止等

弊社は、本条の措置を受けたポートオーナーに対し、将来にわたって弊社が提供するサービスの利用及びアクセスを禁止することができるものとします。

3. 支払いの留保

弊社は、本条の措置の時点でポートオーナーに支払われることとなっていた金銭等について、違法行為への関与が疑われる場合等、弊社の判断により、支払いを留保することができるものとします。

4. 弊社の免責

弊社は、本条の措置により生じる損害について、一切の責任を負わないものとします。

第 7 条 設置場所

ポートオーナーは、本件設備の設置のため、弊社との間で別途特定する本件敷地を弊社に使用させるものとします。

第 8 条 用途外使用の禁止

弊社は、本件敷地を本事業実施のために使用し、その他の用途に使用しないものとします。

第 9 条 任意解約

ポートオーナー及び弊社は、相手方に対して 2 か月前までに書面で通知することにより、本契約をいつでも終了することができます。

第 10 条 使用料

ポートオーナー及び弊社は、本件敷地を弊社が利用するにあたり、一切の利用料(手数料、使用料、駐輪代、その他名称を問わないものとします)が発生しないことに同意するものとします。

第 11 条 譲渡又は転貸の禁止

ポートオーナー及び弊社は、本契約により生ずる権利又は義務を第三者に譲渡してはならないものとします。また、弊社は、ポートオーナーの事前の承諾なく、本事業を実施する目的以外で、本件土地を第三者に使用させません。

第 12 条 弊社の注意義務等

1. 設備の設置

弊社は、自己の費用負担において本件設備を本件敷地に設置するものとし、本件敷地を善良なる管理者の注意をもって使用するものとする。なお、弊社の本件敷地の利用が、弊社の責に帰すべき事由によりポートオーナーの信用を害し、又はそのおそれがあると合理的に認められる場合、ポートオーナーは、弊社に対し客観的に合理的な範囲で改善措置を要求することができ、弊社はこれに従うものとします。

2. 設備の設置及び管理の責任

弊社は、本件設備の設置及び管理に対する責任を負うものとし、また、本件敷地に弊社が利用している敷地である旨を明示するものとするものとします。

3. 本事業に関する問い合わせ

弊社は、本事業に関して第三者 (本事業の利用者を含む) からの問い合わせがあった場合には、弊社の責任において対応するものとします。

4. ポートオーナーの協力

ポートオーナーは、前項に関連して第三者から連絡があった場合には、速やかに弊社に対し連絡するよう協力する。

5. 保険の加入

弊社は、本件敷地の利用期間中、本事業の自転車及び本件敷地の利用に関して保険に加入するものとします。

第 13 条 ポートオーナーの協力等

1. ポートオーナーの義務

ポートオーナーは、本事業または弊社の本件敷地の使用に関して第三者からの問い合わせ、苦情、紛争等が発生した場合、速やかに弊社に連絡するものとし、紛争等の解決のため、合理的な範囲内で弊社に協力します。

2. 競業避止

ポートオーナーは、弊社の事前の書面による承諾を得ることなく、自ら又は第三者 (ポートオーナーと第三者が共同で実施する場合も含む) と共同で、本事業と競合し、利益の衝突を来すおそれのあるシェアサイクル事業を実施しないものとします。

第 14 条 反社会的勢力の排除

  1. ポートオーナー及び弊社は、それぞれ相手方に対し、次の各号の事項を確約するものとします。

    1. 自ら又はその役員 (業務を執行する社員、取締役、執行役又はこれらに準ずる者をいう) が、暴力団、暴力団関係企業、総会屋若しくはこれらに準ずる者又はその構成員 (以下総称して「反社会的勢力」という) ではないこと。

    2. 本契約の締結が、反社会的勢力の活動を助長し、又はその運営に資するものではないこと。

  2. ポートオーナー及び弊社は、反社会的勢力の排除に厳正に取り組んでおり、双方が相手方による前項の確約に依拠して本契約の締結及び履行をするものであることを確認します。

  3. ポートオーナー又は弊社の一方について、第 1 項の確約に反する事実が判明した場合には、その相手方は、書面で通知を行うことにより何らの催告も行うことなく、本契約を解除することができます。

  4. 前項の規定により本契約が解除された場合には、解除された当事者は、その相手方に対し、解除により生じる損害について一切の請求を行わないものとし、かつ、解除した当事者の相手方に対する損害賠償の請求を妨げないものとします。

第 15 条 損害賠償

ポートオーナー及び弊社は、相手方が本規約に違反した場合、当該違反行為の差し止め及びこれにより生じた損害の賠償を、相手方に請求することができるものとします。

第 16 条 個人情報等の取扱い

1. プライバシーポリシー

弊社は、本規約のほか、プライバシーポリシーに従って個人情報等を取り扱います。

2. プライバシーポリシーへの同意

ポートオーナーは、ポートの運営にあたり、プライバシーポリシーを必ず確認し、その内容に同意するものとします。

第 17 条 原状回復

弊社は、本契約が終了する場合、弊社の費用負担において、本件設備を撤去し本件敷地の原状回復を行います。

第 18 条 管轄裁判所に関する合意

本規約に関連して、ポートオーナー及び弊社間に紛争が生じた場合は、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。

第 19 条 疑義等の決定

本規約に定めのない事項又は疑義が生じた事項については、チャリチャリ利用規約、その他法令または一般の慣習に従うものとします。これにより解決しない場合は、その都度、信義誠実の原則に従って、ポートオーナー及び弊社間で協議して決定するものとします。


制定日: 2018 年 7 月 24 日

改定日: 2020 年 4 月 1 日